しばらくしまっておいた18金のアクセサリーを出してみたら変色していた!ということありますよね。
「18金って錆びたり変色したりしないんじゃないの?」
と思う方も多いと思いますが、18金が変色することはあるのでしょうか。
基本的に18金が錆びることはありません。
変色もしにくいとされていますが、18金には、金以外の成分が含まれています。
純金だと柔らかく、傷がつきやすいため、アクセサリーとして使用されるものは、銀や銅を混ぜ、強度をもたせています。
なので、18金のアクセサリーが変色してしまうこともあるんです。
そこで、
- 18金の黒ずみの原因
- 18金が赤く変色したときの原因
- 変色したときのお手入れ方法
をお伝えします!
18金の黒ずみの原因
18金の黒ずみの多くの原因は、18金に含まれる銀が、皮脂や汗に触れることにより硫化するためです。
18金のアクセサリーをつけたまま温泉に入ってしまい、黒く変色した場合も同じことです。
また、塩化というケースもあります。
塩化銀は塩素と銀の化学反応です。
18金のリングをしたまま、塩素系漂白剤などを素手で触ってしまい、18金の中に含まれる銀と反応し、黒ずんでしまうのです。
18金の黒ずみができた時のお手入れ方法
黒ずみができてしまったときは、まず軟らかい布でやさしく拭きましょう。
汚れの場合もありますし、変色してから時間が経っていなければ、これだけで綺麗になることもあります。
拭くだけでは綺麗にならなかった場合は、中性洗剤で洗います。
汚れて黒ずんでいた場合はこれで落ちるはずです。
これでもだめなら、硫化している可能性が高いので、その場合は、重曹を使います。
深めのお皿の上にアルミホイルを敷いて、その中に18金アクセサリーを入れます。
そこへ熱湯を入れます。
さらに重曹を入れます。
量は、水3:重曹1くらいの割合です。
そのまま放置し、お湯が触れるくらいになったら取り出し、水で流すだけです。
重曹につけている間にどんどん綺麗になりますよ!
でも、これでも綺麗にならなかったら、塩化している可能性が高いです。
塩化していると、黒ずみを取るのはとても難しくなります。
ジュエリーショップに持って行き、クリーニングしてもらうのが良いでしょう。
18金が赤く変色する原因
18金が黒ではなく、赤く変色してしまうこともあります。
原因は、18金に含まれる銅が酸化してしまうことです。
銅の酸化は、汗や油分、硫黄、酸素との化学反応が原因です。
18金が赤く変色したときのお手入れ方法
黒ずみのときと同じですが、まずはただの汚れを疑いましょう。
乾いた布で拭き、それでも無理なら中性洗剤で洗ってみます。
それでもダメな場合は、お酢かレモン汁を使います。
少し深さのあるお皿などに、赤く変色してしまった18金のアクセサリーを入れます。
そこに、お酢かレモン汁を、アクセサリーが浸るくらい入れます。
そのまま10分待ち、水でよく洗い流せばOKです。
銅の酸化による赤い変色であればこれで綺麗になるはずです。
まとめ
金は金でも、純金以外は変色の可能性があります。
毎日のように使っているものより、きちんとお手入れしないまましまっていたアクセサリーのほうが変色していることが多いです。
それは、使用頻度が高いと、日々の生活での摩擦などで多少の汚れが落ちたりするためです。
また、よく使っていると、黒ずみなども早い段階で気づくので、早くお手入れできるんですよね。
逆に、しまいこんでいると、ビックリするくらい変色してから気づいてしまったり・・・。
そんなショックなことが起こらないように、使用したら、柔らかい布で拭く、たまに水洗いする、ということを心がけましょう。
もう一つ、温泉に入るときはもちろん、普通のお風呂に入るときも外したほうが良いです。
海も気をつけなければダメですよ!
化学反応を起こさないように、大切なアクセサリーがいつまでも輝くように、大切に扱いましょう。