「赤ちゃんの抱っこのし方」をご存知ですか?
私の息子達は抱っこしても反って散々暴れて泣いて、だけど抱っこでないと結局は寝ませんでした。
1日の抱っこの時間は20時間。もう、私の心も体もボロボロでした。
そんな時、縁あって辻先生のまぁるい抱っこ講座に参加できました。
結果、息子が初めて腕の中でスヤスヤと暴れることなく寝たのです。
抱っこした時に赤ちゃんが反り返ったり、泣いて暴れたりしているなら、それはもしかしたら「抱っこの仕方が嫌だ」という赤ちゃんからのメッセージかもしれません。
赤ちゃんをまぁるく抱っこするだけで心と体を健康に導いてくれますよ。
[adsense]
赤ちゃんの足はМ字に開脚させること
もちろん、赤ちゃんを落とさないようにすることは大前提ですよね。
だけど、その他に大切なことがあります。
縦抱きの際は必ず赤ちゃんの足をМ字に開いて股間を支えてあげる事なんです。
抱っこした時に赤ちゃんのお尻は膝より下にあるべきです。
そして、赤ちゃんのおでこにキスできる位置が理想的です。
よく、流行りのお洒落な抱っこ紐を使っているママ達がいますが、赤ちゃんを見るとみんな足が蛙のように伸びています。
これでは股関節脱臼になってしまいます。
欧米人は日本人と比べて股関節脱臼になりにくい体の造りになっているそうです。
なので、海外制の抱っこ紐は股関節脱臼しないようにとの配慮は一切ありません。
デザインやママが楽だからという機能性だけで選ぶのは間違いかもしれません。
二の腕全体で赤ちゃんを支える
横抱きをする時は二の腕に赤ちゃんの頭から肩を置きます。
まず、手のひらを外側に返し、まっすぐ前に上げます。
そして、腕の前でまた手のひらを内側に戻して抱っこします。
この時、肩甲骨が動いているのがわかるはずです。
このように、赤ちゃんを抱くときは腕の力だけではなく腕全体で支えます。
赤ちゃんの顔はママの肩辺りの位置にあります。
力任せに抱こうとすると赤ちゃんは居心地が悪く暴れたり、泣いたりしてサインを出します。
赤ちゃんはまぁるくまぁるく抱っこする
縦抱きも、横抱きも共通しているのは抱っこした時の赤ちゃんの背中が自然に丸みを帯びていること。
正しい位置で、正しい抱き方ができていると赤ちゃんの背中はまぁるくなっています。
背中が真っすぐになっているのは赤ちゃんにとって不自然な姿勢なので、体が緊張してカチカチになるのです。
緊張するとどうなるかというと、やっぱり苦しくて泣いたり、反ったりするわけです。
かといって、無理やり丸くしようとしてもダメです。
無理やり丸く抱こうとすると今度は呼吸が苦しくなってやっぱり泣いて暴れてしまいます。
まぁるく抱っこできれば自然と赤ちゃんが身を委ねてくれるので、背中を反ってママはお腹を突き出したりしなくていいのです。
赤ちゃんを抱っこしてボックスステップを踏む
赤ちゃんを抱っこで寝かせたい時にはゆっくり1、2、3、4とカウントしボックスステップを踏みましょう。
あくまでもこのボックスステップが効果的です。
よく激しく横に揺さぶったり、上下にスクワットしたりして寝かせようとしますが、これはよくありません。
スクワットは赤ちゃんにとってはまるでフリーフォールに乗っているかのように怖いことなのです。
寝たと思っても布団に寝かせるとすぐに起きてしまうのは実は寝ているのではなく揺さぶりが怖くて目を閉じているだけかもしれません。
ゆっくりとボックスステップを踏んでください。そして、寝たと思っても15分位これを続けるのです。
すると、赤ちゃんは深い眠りに入り、布団に置いても起きません。
[adsense]
まぁるい寝床を作ると赤ちゃんはスヤスヤ
まぁるく抱っこで赤ちゃんが眠ったら今度はお布団に寝かせる時に一工夫するとよく寝てくれます。
お布団の下に座布団やクッションなどを入れ、抱っこと同じ角度をつけます。
お尻から頭、そして足の部分が高くなるよう傾斜をつけます。
抱っこをしている状態と変わらない角度にすれば抱っこからお布団への誘導が楽になります。
いくら抱っこでスヤスヤ寝てくれても、突然、真っ平なお布団に寝かせると赤ちゃんはびっくりして起きてしまいます。
何より、私たちが体験してみてもわかりますが、真っ平なお布団に真っすぐ寝るのは結構息苦しいです。
横隔膜が開きすぎる為です。
そして、抱っこして赤ちゃんを寝かせる時はまずお尻からそーっとお布団につけます。
次に背中、頭というように順番にお布団に置いてみてください。
最後までママの胸は赤ちゃんにくっつけておいてください。
急に体を離すとびっくりして起きてしまいます。
家事や外出時は抱っこ紐よりもスリングで!
スリングは正しい装着をすると上手にまぁるい抱っこができます。
なので、スリングの中の赤ちゃんはご機嫌!生後すぐからスリングで抱くことができるので本当に便利です。
一方、残念ながら抱っこ紐ではまぁるい抱っこができないばかりか股関節脱臼を招きかねません。
まぁるい抱っこができるのはスリングだけなのです。
しかし、スリングの使い方はコツと練習が必要です。
なので、スリングアドバイザーである辻直美先生の講座に参加してみてください。
そして、是非、まぁるい抱っこの体感をしてみてください。
私の赤ちゃんの変化
私が辻先生から正しい抱っこを教わる迄は、息子は泣いて泣いて大変でした。
なのに、抱っこしてボックスステップを踏むと、息子のガチガチだった背中はふんわりと柔らかくなり、手足の血色がよくなりました。
すると今まで泣いていた息子は喃語を話しだし、自分の足の指を触って遊びだしました。
そして、ウトウトと寝たのです!それも、深い眠り!
私は感動して思わず泣いてしまいました。
抱っこは本当に奥が深い。
たかが抱っこ、されど抱っこなのです。
まとめ
さて、みなさんは本当に正しい抱っこができていますか?
抱っこは赤ちゃんとの最も大切なコミュニケーションの一つです。
そして、最も癒されること。
ぜひ心も体もリラックスして赤ちゃんを抱っこしてみてください。
赤ちゃんも身を安心して身を委ねてきてくれますよ。
[adsense]