小学4年生(9歳・10歳)頃は、本の好き嫌いの分かれ道になる時期だといわれています。
本の好きな子は没頭してどんどん本を読みますが、外遊びなどで忙しく、なかなか本を読む時間がない子もいます。
本に興味を持つように、この頃の年齢の子が好きな、妖怪の出てくるものや、探偵もの、冒険ものなどの、人気のある本をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
おすすめ児童書ランキング1位・わたしはみんなに好かれてる
人気者でいるために、みんなの期待のイメージ〈可愛く・おしゃれで・誰にでも優しく・お嬢様っぽい〉に応える努力を重ねる4年生の紀沙。
ある日、不思議なピンクのウサギに「本物の人気者」になれるというアメをもらいますが・・・この頃の女の子の内面をリアルに描いた作品です。本当の人気者が何か気づき、紀沙は一歩成長します。
おすすめ児童書ランキング2位・TN探偵社 なぞのなぞなぞ怪人
どうしても欲しいラジコンがある健太郎は、学校の帰り道に「アルバイト募集。小学生でもできるしごと。東条探偵社」という貼り紙を見つけます。
おじいさん探偵の助手となった健太郎が、事務所の留守番中に受け取ったのは暗号の手紙でした。健太郎とおじいさん探偵がユーモアたっぷりに怪事件を挑みます。
おすすめ児童書ランキング3位・エミールと探偵たち
おばあちゃんを訪ねる列車の旅の途中、エミールは大切なお金を盗られてしまいます。
そこに個性的な少年たちが集まり、互いに協力しあって泥棒を捕まえようとします。子どもたちの活躍がなんとも爽快な冒険物語。
貧しいエミールの母子の絆もとても素敵です。
おすすめ児童書ランキング4位・車のいろは空のいろ 白いぼうし
空いろのタクシーの運転手の松井さんの、すこし不思議な出会いを描いたファンタジーです。
お客がきつねだったりチョウだったり、お客が釣った魚を返せと魚たちに追いかけられたり。
美しい日本語で語られる、現実と空想の境のない世界を、読んでいると軽がる行き来することが出来ます。
おすすめ児童書ランキング5位・レンタルロボット
弟が欲しい四年生の健太は、「ロボットかします」という小さなお店を見つけ、おこづかい全部とひきかえに弟ロボットをレンタルします。
やっと願いがかなった健太ですが、弟がいるって楽しいことばかりじゃなくて・・・兄弟の大切さが伝わる本。最後はきっと泣けます。
おすすめ児童書ランキング6位・学校ウサギをつかまえろ
無口な転校性の美佐子が、学校で飼育しているウサギを逃がしてしまいます。クラスメイト6人が団結し、知恵を出しあってウサギを捕まえようと奮闘します。
子どもの姿が生き生きと描かれていて、ドキドキハラハラしながら一緒にウサギを追いかける気分になります。
最後にはみんなの心の距離がぐっと縮まっている、心温まる友情の物語です。
おすすめ児童書ランキング7位・サイテーなあいつ
四年生の最初の席替えで、クラス中がサイテーと思っている、ソメヤの隣の席になってしまったカオル。
ですが次第に、泣き虫でかんしゃく持ちで人の嫌がることも平気でするソメヤの扱いがわかってき、ソメヤもカオルに心を開き始めます。
カオルとソメヤの視点で交互に描かれているのでそれぞれの背景もよくわかり、二人に強いエールを送りたくなります。
おすすめ児童書ランキング8位・魔女の宅急便
「13歳になったらひとり立ちをして、知らない町で一年暮らす」という魔女の決まりに従って、キキは満月の夜に黒猫のジジと一緒にほうきに乗って旅立ちます。
まわりの人々に支えられながら、傷ついたり失敗しながらも困難に立ち向かっていく、少女のさわやかな成長のお話。読み終わった後は、キキに励まされて前向きな気持ちになっています。
おすすめ児童書ランキング9位・100万回生きたねこ
こちらは絵本です。有名な絵本なので、幼稚園の頃に読んだお子さんもいると思いますが、小学校4年生のこの年齢で読むことで、また感じ取るものがあると思います。中学生、高校生、大人…とその時々の年齢で読み返したい絵本です。
100万回死んで、100万回生きたねこの、100万人の飼い主は、ねこが死ぬたび涙を流して悲しみましたが、ねこは死ぬことが一度も悲しくありませんでした。
ねこが飼い主にいないのらねこになったとき、一匹の白い美しいねこを愛し、家族になります。白いねこが死んだとき、ねこは初めて悲しみを知り、もう生まれ変わることはありませんでした。愛することと、本当の幸せとは何かを教えてくれる名作です。
おすすめ児童書ランキング10位・ライオンと魔女
ある日、4人のきょうだいが古い衣装だんすの扉を開くと、別世界の「ナルニア国」に続いていました。
冷酷な白い魔女によって雪に閉ざされてしまったナルニア国を救うため、きょうだいたちはぶつかりあいながらも、正義のライオンと共に魔女の軍勢と戦います。
思わず夢中になってしまう壮大なファンタジー。