皆さんは「アナベル」という花をご存じですか?
アナベルは白い花が特徴のとてもきれいなお花です。
他のあじさいと違って育てやすいのも大きな特徴のひとつ。
ドライフラワーも簡単に楽しめるのでおすすめです。
庭や部屋を彩りにいかがですか?
今回はアナベルの育て方についてみてみましょう。
アナベルとは?
アナベルは別名アメリカノリキリという花でアジサイ科です。
あじさいに共通して言えることですが、水を好みます。
庭植えをした場合は植えつけ直後は1週間欠かさず水をあげましょう。
芽吹いてきたら降雨のみでも平気で場合。
しかし、
- 雨が降らない日が続いた
- 葉に元気がない
- 土がずっと乾いている
等あれば適宜水をあげてください。
場所は日向がおすすめです。
水切れに弱いお花です。
そのため、鉢植えだと水切れが庭植えよりしやすいです。
庭植えをなるべくするようにしましょう。
アナベルは初心者におすすめ
このアナベルはほかのあじさいよりも初心者向けです。
通常あじさいは7月中に剪定をする必要があります。
そうでないと、翌年の花芽を切り落とすことになるからです。
一方、アナベルの花芽は4月以降に作られます。
そのため、剪定は6月~3月であれば行うことができます。
アナベルの育て方
置き場所
水はけのよい土壌を選んでください。
アナベルはあまり高くなりませんが、枝がたくさんでて、横に大きくなります。
鉢植えよりも、庭植えでの栽培がおすすめです。
また、水はけの良い土壌を好みます。
夏の暑い時期でも、乾燥しすぎない場所を選んでください。
日当たりを好みますが、日陰にも強いです。
時間に応じて物陰になるような場所に植えるのもおすすめです。
乾燥を防ぎます。
肥料
アナベルは肥年2回ほど料を必要とします。
6~7月に1回、12月~2月に1回の計2回あげましょう。
固形肥料を置く。
もしくは土の中に混ぜましょう。
油かすや緩効性化肥料もおすすめです。
土壌
市販されている花と野菜の土で植えつけを行います。
植え付け時期は11月~梅雨時までです。
さし木
6月上旬~7月下旬に枝を切り取ります。
発根率を高くするため、今年伸びた若い枝を選ぶと良いです。
節の下を水を吸いやすいように斜めに切りましょう。
大体7センチ~8センチになるようにします。
2センチ~3センチの深さで植えます。
日陰に植えることで乾燥を防ぐことができます。
赤玉土小粒やさし木用の土を用いるのもおすすめです。
約1ヶ月ほどで発根します。
成功すれば2ヶ月ほどでしっかりとしたねを張ります。
冬場は日を当てて育てましょう。
アナベルの病気と害虫
①モザイク病
葉が変形し、濃淡ができる病気です。
モザイク病に感染した株は治りません。
見つけた場合は抜き取りましょう。
また、アブラムシを媒介してのまわりの株への感染することがあるので、アブラムシを見つけたらすぐに駆除しましょう。
②うどんこ病
名前の通り葉にうどん粉のような白いカビが生える病気です。
葉が枯れることがあります。
予防法は剪定をして風通しをよくすること。
湿度が低いときや枝が茂りすぎると発生する原因になります。
③カミキリムシ
カミキリムシの幼虫が幹に入ると株全体が枯れてしまう原因に。
見つけ次第駆除をしましょう。
アブラムシと合わせて定期的に確認することをおすすめします。
アナベルは初心者でも簡単に楽しめます
アナベルはあじさいの中でも簡単に育てることが可能です。
剪定も難しくありません。
アナベルを夏~秋に花をつみ、ドライフラワーにすることもおすすめです。
家の中を華やかにします。
またアナベルのドライフラワーをグリーンリースにするのもおしゃれ。
そうすれば1年中花を楽しめます。
ぜひみなさんも挑戦してみてくださいね。