小学校3年生(8歳・9歳)におすすめの児童書・絵本をランキング形式でご紹介します。プレゼントなどの参考にしてくださいね。
小学3年生は、個性や得意不得意がだいたいわかってくる時期です。ファンタジーの世界に夢中になったり、人気のシリーズものにはまったりと、選ぶ本もそれぞれに違ってくるころです。
でもまだ出会っていない、子どもにとって特別になるかもしれない本が、どこかでじっと待っているかもしれません。
まずは宝探しのように、いろいろな本に触れてみることをおすすめします。
おすすめ本ランキング1位・かっぱのぬけがら
カッパの網にかかって、川底のカッパの国につれてこられたゲンタ。
ぬぎたてほやほやのカッパの抜け殻を着たゲンタは、泳げなかったのにすいすい泳いだりして、ひと夏をカッパとして楽しく過ごします。
文字が少ないのであっという間に読めますが、カッパの国の描写の面白さと最後の場面の切なさが印象的で、すっと余韻が胸に残ります。
おすすめ本ランキング2位・小さいおばけ
古いお城のすむ小さなおばけは、まだ知らない昼の世界にあこがれています。
願いがかなって昼に目をさましたので町に出かけますが、日の光に当たって真っ白なからだが真っ黒になったり迷子にもなったりで、もうお城に帰りたくなります。
おばけが町で起こす騒動が楽しく、ハラハラしながら物語が進んでいきます。なんといってもおばけがかわいい!
おすすめ本ランキング3位・雪わたり
こちらは絵本になります。
雪が凍って大理石よりもかたくなった夜に、四郎とかん子の兄妹は雪原で出会ったきつねの子に幻燈会に招待をされます。
子どもだけに心を許すきつねと、それにこたえる兄妹の、純真な心でつながれた信頼関係が、美しい幻想的な世界で静かにきらきらと光ります。
おすすめ本ランキング4位・かあちゃん取扱説明書
かあちゃんに怒られてばかりの哲哉は、かあちゃんの扱い方を覚えて自分の思い通りにするために、「かあちゃん取扱説明書」を書きはじめます。
哲哉がかあちゃんを観察しながら、攻略法を探し出していく様子がとてもおもしろく、親子一緒に笑いながら読める本です。
おすすめ本ランキング5位・ドリトル先生アフリカゆき
動物と話せる医師のドリトル先生は、恐ろしい疫病からサルたちを救うために、犬のジョンたちを引き連れてアフリカへの航海に出ます。
温かな人物のドリトル先生と、魅力的なキャラクターの動物たちが繰り広げるユーモアあふれる物語。ドリトル先生シリーズの第1作目。
おすすめ本ランキング6位・大どろぼうホッツェンプロッツ
おばあさんのコーヒーひきが大どろぼうのホッツェンプロッツに盗まれ、取り返そうと追う少年カスパールとゼッペルの冒険が始まります。
魔法使いや妖精も登場し、なんといっても子どもが悪い大人をやっつけるという、子どもが大好きな設定の痛快劇です。長く愛され続けている名作童話。
おすすめ本ランキング7位・はれ、ときどきぶた
お母さんに勝手に日記を読まれた主人公。悔しくて、お母さんを驚かすためデタラメの日記を書くことにします。
でもウソがどんどん本当のことになっていって、「明日の天気は、晴れときどきぶた」と書いたら、本当にぶたが降ってきた!とにかく笑える人気のロングセラシリーズです。
おすすめ本ランキング8位・火曜日のごちそうはヒキガエル
雪の野原でミミズクに捕まったヒキガエルのウォートンは、火曜のミミズクの誕生日のごちそうになることが決まります。
誕生日まであと6日。その間にウォールとミミズクの間に友情が芽生えたりして、一体最後はどうなるのか気になり読むのをやめらなくなってしまいます。
おすすめ本ランキング9位・ムジナ探偵局
へんてこ横丁にある古本屋の店主ムジナ探偵と、助手の小学6年の源太のコンビが事件を解決する探偵物です。
事件は妖怪が絡んだ不思議なものばかり。助手の源太の存在が子どもにはとても身近に感じられます。とても読みやすい文章の3話が収録されています。
おすすめ本ランキング10位・なきむしおにごっこ
涙がいっぱいたまった目でゆうすけが見たのは、おにごっこが好きな子おに。そしておにが見えたときからもうおにごっこは始まっているのです。
早く子おにをつかまえないと、ゆうすけもおににされてしまいます。泣き虫なゆうすけと子おにの交流を描いた物語です。