今年も秋に埼玉県川越市で、氷川神社の例大祭として川越祭りが開催されます。
江戸時代に行っていた「天下祭」の形式を保っていることから、国の重要無形民族文化遺産に指定されている由緒正しいお祭りです。
方々から見物人が訪れる人気の催し物で、大変規模が大きいです。
川越祭り・日程など
日程:2016年10月15日(土)~16日(日)
10月15日(土)
昼:14:00~15:00
夜:18:00~21:00
10月16日(日)
昼:13:00~15:00
夜:18:30~21:00
人出:約93万人
電話:049-224-5940
場所:埼玉県川越市の市街地中心部
HP:川越祭公式サイト(決定事項から順次更新)
川越祭り・混雑
たった2日で93万人の来場がありますから、お祭り全体を通して混みあいます。
特に山車の巡行時は周辺が混雑するので、山車に見とれて怪我などしないようにご注意下さい。
また、会場に来場するにも交通渋滞が予想されますので、車よりも公共交通機関のご利用をお勧めします。
どうしても車で来場する場合は、待ち時間短縮のために早めに向かうか、近隣駅で駐車してから電車で向かうとスムーズです。
川越祭り・アクセス
電車:
西武本川越駅から徒歩3分
JR東武川越駅から徒歩12分
車:関越自動車道川越ICから約10分
駐車場:
臨時駐車場が約8ヶ所用意され1000台程度の収納量です。
利用時間は9:00~22:00時で、23:00には完全に閉まりますのでご注意下さい。
※交通規制情報や、臨時駐車場MAPは公式HPをご確認下さい
雨天は中止?
雨天決行ですが、荒天時になると山車が中止になる可能性があります。
山車を管理している自治体ごとに参加不参加を決定するので、全く見れない事態にはよほどのことでないとなりません。
2013年に全面中止に陥りましたが、それ以前と以降は問題なく開催しています。
延期にはならないので、当日の天候に恵まれることをみんなで祈りましょう!
屋台は?
広い範囲で行われるお祭なので、普通の屋台はもちろんB級グルメなどおよそ1000店を越えます。
本川越駅から一番街の通りや、駅前商店街のクレアモール周辺が出店の中心になりますが、地元の方々が出店している屋台村などもあるので、川越祭は本当に何を買うか迷ってしまうくらいのグルメ天国になります。
昼前には開店しているところがほとんどで、曳っかわせが終わる21時くらいまで開いているところもあるのでゆっくり楽しめるのも嬉しいですよね。
うなぎ釣り、射的などの遊戯系も充実しているので遊びも大満足です。
お勧めスポット
蓮馨寺
蓮馨寺では、川越祭の期間中だけ敷地内にお化け屋敷と、見世物小屋が出店します。
いまどき珍しい屋台形式の出店なだけにお祭りの見所として有名です。
境内が昭和懐かしく、夜のお寺で、近くにお墓があって、リアル生首の置物があったりと雰囲気満点です。
屋台も面白くて、毒りんご飴やジャンボ骨付きウィンナーなど変り種を求めている方はぜひ行って見てください。
見どころ
川越祭りと言えば、江戸時代から受け継ぐ山車の曳き廻しが最大の見所です。
装飾がすごく豪華でキレイですし、高さが約8メートルもあるので迫力いっぱいで圧倒されます。
色んな山車をしっかり見るなら、巡行の折り返し地点になる川越市役所前が有名です。
全ての山車が通ることから人気ポイントになっています。
詳しいスケジュールは公式HPの更新をご確認ください。
昼は山車鑑賞
山車を細部までじっくり見たいなら、昼がお勧めです。
細かい作りこみや、乗ってる人形の表情の違いなんかは明るいほうが見やすいですし、特に動く前の山車が勢ぞろいしている「市役所前の山車揃い」では、お囃子の紹介をしてくれたり、人形を動かして見せてくれるので楽しいですよ。
巡行をみるなら、中町交差点~辻交差点が有名絶景ポイントです。
山車の上に人形をせり上げた状態での曳き廻しと、街の時代的な風景が望めます。
電線があるとできないんだそうですよ。
夜は曳っかわせ(ひっかわせ)
ひっかわせとは、川越祭りで山車の曳き廻しの最中、山車同士がかち合った時の礼儀打ちのことです。
双方でお囃子合戦をするのが川越流で、お祭り一番の見所と言われています。
特徴的なのは、各山車にはそれぞれ持ち歌があり、奏であって相手につられてしまったほうが道を譲るという所です。
現在では事前に打ち合わせているそうですが、それでも活きの良さには変わりありません。
方々で始まるひっかわせに、祭囃子とが合わさって全体は独特な賑やかさとなり、提灯の明かりが揺れる様は幻想的で昼とは違う姿を見せてくれます。
お出かけしたら、夜のひっかわせは必見ですよ!
各主要な交差点で行われるので、その周辺は混みあいますから人の流れに気をつけて行動して下さい。
山車の有料席や指定席
2016年の情報がまだありませんが、以前と同じであれば日曜日限定の観覧券が販売されます。
解説員の人が付いてお祭りや、山車について教えてくれるので何も知らなくても安心です。
ひっかわせは凄く混むのでゆっくり見たい人向けです。
料金:1席1000円で飲料水付(280席限定)
販売場所:小江戸川越観光協会窓口(049-227-8233)
まとめ
川越と言えば、時代劇のような町並みですよね。
このお祭りはそんな川越でおこなっていることが大きな魅力で、山車にしても屋台にしても、違う時代に迷い混んだような心地にさせてくれます。
ご興味をもたれた方は、ぜひ小江戸情緒を体験しにお出掛けしてみてください。