佐原の大祭(さわらのたいさい)は、千葉県の香取市(旧佐原市)にて夏と秋の年2回開催されるお祭りです。
豪華で繊細な彫刻と装飾が施された巨大山車が小江戸佐原の細い道を悠然と巡ります。
このお祭りは疫病の祟りを鎮める為に行われた京都の祇園祭が由来だと言われています。
300年以上続き、関東の三大山車祭りとも称されるとても風情のあるお祭りです。
佐原の大祭夏祭り・日程など
日程:2016年7月15日(金曜日)~7月17日(日曜日)3日間
時間:10時~22時
中止の判断:雨天決行。ただし、雨天の場合は人形にビニールシートがかけられます。
問い合わせ先:0478-54-1111(香取市商工観光課)
佐原の大祭夏祭りの場所
千葉県香取市佐原本宿地区(八坂神社周辺)
佐原の大祭夏祭りのアクセス方法
JR
JR成田線「佐原駅」より徒歩10分
車
東関東自動車道佐原香取ICより約10分、大栄より約分20分
駐車場あり:利根川河川敷臨時駐車場 1000台(無料)
※駐車場から会場まではシャトル舟が運行しています。
シャトル舟料金:大人1300円、小人700円
佐原の大祭夏まつりの屋台
八坂神社周辺に毎年数多くの屋台が出店されます。ホルモン焼きや焼きそば、たこ焼きといった定番屋台はもちろんあります。
屋台はその他沢山出店されますので、ご当地グルメに出会えるかもしれません。
佐原の大祭夏祭りの注意点
3日間のお祭り期間中は大幅な交通規制がかかる為、道は大混雑してしまいます。
混雑のピークは例年お昼頃から夕方にかけてなので、車で行くなら午前中には到着していた方が安心です。
夏祭りは真夏に行われる為、町中を歩き回るには帽子や日傘などを準備し、飲み物を用意するなど、日焼けや熱射病対策は万全に行ってください。
佐原の大祭夏祭りの見どころ
大きな山車
佐原の大祭夏祭りの山車を間近で見る時はぐっと見上げなければなりません。
それもそのはず、なんと4mにも及ぶ日本一大きい人形を乗せた山車は下から上まで計約6mにもなるんです。
重さもヘビー級の4トン!この山車を日本男児達が掛け声を掛けながら、気合と根性で力を合わせ動かします。その迫力は想像以上です。
また、民家すれすれに移動する山車を見ているとこちらまでドキドキしてしまいますよ。
巨大人形
1階部分ではお囃子が演奏されていて、2階部分に大きな人形が飾られています。
夏祭りでは神武天皇や菅原道真と言った、歴史の教科書で絶対に目にする人物から鯉や鷹といった動物の人形まで乗った山車が10台廻ります。
神武天皇ってこんな顔をしていたんだ!というような発見と、その精巧な作りとやはり大きさに関心します。
曲曳き
重い山車をあたかもハンドル操作できるかの如く、くねくねと動かしてみせることを曲曳きといいます。
中でも、「の」の字廻しや「小判廻し」「そろばん曳き」が有名です。
力もさることながら、息がピッタリと合わないとこのような動きはまずできません。
動きはゆっくりで一見地味な動きもあるかもしれませんが、相当なテクニックが必要です。まさに、曲芸です。一見の価値ありです。
佐原の大祭夏祭り・まとめ
佐原の大祭夏祭りの山車は日本で最も古いと言われています。
人形に至っては、江戸から昭和初期の人気の人形師さんに作ってもらったものだそうで、今では本当に貴重な物だそうです。
優美で大きな山車と囃子の音色が佐原の古い町並みに非常に馴染んでいて、とても風情があります。
みなさんも浴衣や着物に身を包み、江戸時代にタイムスリップしたような気分を味わってみてはいかがでしょうか。