初正月を迎える赤ちゃんに祖父母からお祝いで羽子板をいただいたという方も多いのではないでしょうか。
男の子には破魔弓、女の子には羽子板を贈る習慣があります。
破魔弓には魔除け、羽子板には厄除けの意味があります。
羽子板の持つ由来などは知っているけれど、実際貰ってみて、
「どこに飾ったらいいの?」
「いつまで飾ったらいいの?」
といったお悩みを持つ方も多いと思います。
- 羽子板を飾る場所
- 羽子板を飾る時の注意点
- 羽子板を出したら縁起が悪い日
などをお伝えします。
羽子板を飾る場所は玄関でもいい?
基本的にどこに飾らなければならないという決まりはありません。
昔からの習慣で羽子板を飾る場所は床の間や客間という方が多いです。
しかし現代の住宅事情により、床の間や客間のない家庭がたくさんあります。
ではどこに飾るのかというと、リビングに飾るといった方が多いようです。
従来、新年のご挨拶に訪問してくださったお客様にお披露目するために客間に置いていたということもありますので、みんなが集まるリビングはベストな場所だと思えますね。
また、玄関に飾る方も多いですね。
みんなが出入りする場所で、毎日ドアを開けますので、外気が入ってきます。
その時に悪い気が入ってきたとしても、羽子板が飾ってあればそこで厄除けできるという考えです。
羽子板を飾る場所が玄関というのはとてもいい場所だと言えますよね!
羽子板を飾る場所の注意点
- 直射日光が当たらない場所
- 水や油が飛び散らない場所
- 湿気のない場所(窓際など結露しやすいです)
- 生活の邪魔にならない場所
せっかくいただいた大切な羽子板ですので、飾る場所を間違えてだめにしてしまったということがないようにしたいです。
羽子板を飾る意味
羽子板は女の子に贈られるもので、厄除けの意味を持つ飾りものです。
お子様が初正月を迎える際に祖父母からお祝いの品として贈られ、各ご家庭で飾るというのが一般的です。
羽子板を飾る時期
飾る時期は12月中旬から12月30日までとされています。
12月29日に飾り付けるのは苦しみを連想させるということで避けなければならないのと、
12月31日は元旦を迎える前日ということで一夜飾りと呼ばれ、縁起が良くないとされています。
新年を迎えるにあたり、年神様が大晦日の早朝にやってくると言われています。
ですので、12月31日に飾り付けをしたのでは間に合わないのです。
神様は飾り付けがないことを確認すると、守らなくてもいいんだと思って帰ってしまいます。
上記の内容から一夜飾りはだめと言われているんですね。
羽子板を片付けるのはいつまで?
そして片づける時期ですが、基本的には松の内と同じ日に片づけるとされています。
門松や松飾を片づける日ですね。
松の内も関東では1月7日まで。関西では1月15日までと期間が異なるため、注意が必要です。
また、しまう際には乾燥している晴れた日を選びましょう。
防虫剤を少なめにして乾燥した場所に保管するようにしてください。
羽子板を一年中飾るのはダメ?
しかしながら羽子板は厄払いの意味を持つもので縁起がいいものとされていますので、一年中飾ってもいいと言われています。
羽子板を飾るのは15歳までなの?
羽子板は15歳まで飾るものと言われていますが、15歳を過ぎて大人になってから飾っていても何ら問題はありません。
自分の初正月のお祝いと思うとなんだか素敵ですよね!
まとめ
赤ちゃんが初めて迎えるお正月。
是非縁起のいい羽子板を飾って赤ちゃんの健やかなる成長を願いたいですね。
女の子には3月に桃の節句があります。
羽子板はすべての節句に対応していますので、
片づけられる方は是非ひな人形と一緒に飾ってあげましょう!
素敵な羽子板を飾ってお正月をお迎えくださいね。