虫を飼ったことはありますか?
男の子がいる家だと、一度はカブトムシやクワガタなど、飼育したことがあるのではないでしょうか。
私は、昔から虫が大っきらいですが、子供が捕まえてきたカブトムシやバッタなど、何度か飼ったことがあります。
せっかく捕まえてきて、目をキラキラさせて、「飼ってみたい!」と言われたら、ダメとは言えないですよね。
カブトムシなんかは、夏になるとホームセンターでも売っていて、一緒に飼育セットや昆虫ゼリーもあるので、なんとなく飼いかたはわかりますが、今回ご紹介したい昆虫は、なんと「カナブン」です。
カナブンって、あまり「飼う」というイメージがないですが、子供が飼いたいというなら仕方がないです!
飼い方をお伝えしますね!
カナブンの餌になる食べ物。昆虫ゼリーもOK?
カナブンは、自然の中では主に樹液を餌としています。
そうです!
カブトムシと同じです。
そのため、家で飼育する場合のエサは、カブトムシ用の昆虫ゼリーで大丈夫です。
食べる量は、カブトムシなら1日で昆虫ゼリー1個を食べますが、カナブンの食べる量はもっと少なく、4~5日で1個くらいです。
まだ残っているからと言って、食べかけの昆虫ゼリーを何日も置いておくとコバエがわいてしまいますので、残っていても2日に一回くらいは交換してあげましょう。
昆虫ゼリー以外の食べ物だと、バナナやリンゴがおすすめです。
スイカやキュウリは、一見良さそうに思いますが、水分ばかり多くて栄養が少ないため、適していません。
水分を多く取りすぎると、オシッコの量が増え、マットの水分が多くなってしまい、カビなどの原因となります。
カナブンの育て方・飼育法
カナブンの育て方は基本的に、カブトムシと同じです。
飼育ケースに昆虫マットを敷き、木の棒、落ち葉などを一緒に入れましょう。
昆虫マットは乾燥してしまわないように、霧吹きでしめらせておくようにします。
木の棒を入れる理由は、カナブンはひっくり返ってしまうと、自力で元に戻ることが困難です。
そういうときに、木の棒があると、足をひっかけ、元に戻ることができます。
長時間ひっくり返ったままバタバタしていると、体力を消耗して、そのまま死んでしまうこともあります。
気をつけてあげましょう。
カナブンの成虫の寿命はどのぐらい?
カナブンは冬を越すことができない昆虫と言われています。
なので、寿命としては8~9ヶ月程度です。
幼虫の期間もあるため、成虫になってからは1ヶ月ほどしか生きられません。
まとめ
ここまでカナブンの飼い方をまとめましたが、カナブンとよく似たコガネムシとの違いはわかりますか?
カナブンだと思っていたけど、コガネムシだったってこともありますので、気をつけてください。
カナブンとコガネムシは、見た目は似ていますが、違う種類の虫です。
見た目の違いは、
〈カナブン〉
・頭が四角い
・コガネムシと比べると少し大きめで2cm程度
・色は茶色、青色、緑色と様々
〈コガネムシ〉
・頭が比較的丸い
・カナブンと比べると小さめで1.5cm程度
・色は緑色で金属のような派手な光沢
一番わかりやすいのは頭部の形かと思います。
また、コガネムシは夜行性ですが、カナブンは昼行性です。
夏、洗濯物についていたりするのはカナブンということですね!
そして、コガネムシは広葉樹の葉を食するため害虫とされていて、ガーデニングをするかたからすると、天敵となります。
一方、カナブンの幼虫は土壌分解をしてくれ、成虫も木や花に穴を開けたりしません。
カナブンはコガネムシと違い、益虫となります。
間違えて駆除しないようにしましょう!
カブトムシやクワガタに比べると、夜行性ではないので夜中に捕まえに行く必要もないし、簡単に捕まえられそうなカナブンですが、飛ぶスピードはかなり速いため、飛んでいるときに捕まえるのは難しいでしょう。
洗濯物についているときに捕まえるのが一番簡単そうですね!
捕まえたら是非飼ってみて、観察してみましょう。
そして、できれば観察が終わったら自然に返してあげると良いですね。