妊娠糖尿病と診断されました!母体や胎児への影響や対策は?

妊娠・妊婦

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妊娠・妊婦皆さんは妊娠糖尿病という言葉を聞いたことがありますか?

私は〝糖尿病”は知っていました。

しかし、「妊娠糖尿病」は妊娠して初めて知りました。

妊娠期、女性の体はホルモンバランスによって様々な変化が起こります。

私自身、27週で妊娠糖尿病と診断された経験があります。

今回は知っていれば怖くない!妊娠糖尿病とは何かについて詳しくお話します。

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妊娠糖尿病は妊婦8人に1人に起こる症状

そもそもなぜ妊婦さんが〝妊娠糖尿病”になるのでしょうか。

それは胎盤から出るホルモンがブドウ糖を分解するインスリンの動きを阻害します。

その結果、妊娠糖尿病は妊娠中に血糖値が高くなる症状がでます。

具体的には

  • 尿検査で糖が出る
  • 血液検査で血糖値の値が100mgdl以上

の場合再検査となります。

再検査内容(ブドウ糖負荷試験)の手順です。

  1. 前日21時以降の水以外の飲食禁止
  2. 血液検査を行う
  3. ブドウ糖を摂取(瓶のソーダ水のようなもの)
  4. 1時間後の血糖値を測定
  5. 2時間後の血糖値を測定

以上の結果をみます。

妊娠糖尿病と診断されるのは

  • 負荷前 100mgdl以上
  • 1時間後 180mgdl以上
  • 2時間後 150mgdl以上

以上3点のうち、1つ以上あてはまる場合妊娠糖尿病と判断されます。

病院と患者さんの症状によりその後の対応は異なります。

具体的には

  • 数日の管理入院
  • 栄養指導
  • 経過観察

等を経て必要であればインスリンの投与を行います。

妊娠糖尿病はどのような症状があるのか?

クエスチョンマーク母、子それぞれに妊娠糖尿病の影響があります。

◆母体への影響

  • 羊水過多
  • 妊娠高血圧症候群
  • 早産
  • 出産後の糖尿病への移行のリスクが高まる

◆胎児への影響

  • 巨大児
  • 新生児の低血糖
  • 子宮内胎児死亡

また巨大児になった場合、普通分娩が難しいとの判断され、帝王切開になることもあります。

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妊娠糖尿病の予防

妊娠糖尿病にはなりやすい人がいます。

  • 家族に糖尿病患者がいる人
  • 太っている人
  • 高齢出産の人(35歳以上)
  • 流産、早産、死産の経験がある人
  • 尿糖陽性の人

しかし、中にはあてはまるものがなくてもかかる人がいるので注意が必要です。

妊娠糖尿病になってしまった場合の対応

妊娠糖尿病になった場合には以下のような対策があります。

  • 1日のカロリーを1800キロカロリー~2000キロカロリーに制限
  • 1日の食事を朝2回、昼2回、夜1回の分食にする
  • 軽い運動を行う(医師による確認が必要)
  • 薄い味付けを心がける
  • インスリンの投与

妊娠糖尿病はだれにでも起こり得る症状

いかがでしたか?

私自身妊娠27週の検診まで体重以外の指摘はありませんでした。

ところが、27週の検診で突然の再検査。

そしてその2日後に1週間以上の管理入院を言い渡されました。

きっと私と同じように、妊娠糖尿病と診断されると、ショックな気持ちが大きい人もいるでしょう。

ただ、診断されたということは対策ができるということです。

インスリンを嫌がる妊婦さんも多いです。

ただ、赤ちゃん・ママのリスクを考えると投与した方が良い場合もあります。

また、食事制限もママの今後の健康維持にもつながります。

診断をプラスに考え、楽しみながら対策をしていきましょう。

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