小学校低学年では、朝顔の鉢植えを1学期の終わりに持って帰ってきますよね。
夏休みの宿題として、朝顔の観察日記や種を取ることが出される小学校も多いと思います。
子供がきちんと育てればいいんですが、まだまだ小学校低学年。
あさがおを枯らしてしまいそうで親のほうが気になってしまいますよね。
そこで、子供が持って帰った「朝顔の鉢植え」の上手な育て方をご紹介します。
これで、2学期は安心して迎えられますよ!
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あさがおの育て方
水やり
水やりの基本は、土の乾き具合やあさがおの様子を見て足りているときはやらず、必要な時にはたっぷり与えることです。
コツは、「土の表面が白く乾いていたら水をやる。湿った状態では水をやらない。」
水をやる時は、植木鉢の底から水が出るまでたっぷり与えます。
水やりは日中(11時から15時)を避け、午前中の10時頃までには水やりをします。
2回目の水やりは夕方太陽が沈んでからにします。
日中に水やりをすると土の温度が急激に下がり、あさがおにショックを与えてしまうため午前中に水やりを忘れてしまったのなら、そのままあげないほうが良いでしょう。
水やりの役目って?
何の為に水やりをするかご存知ですか?
もちろん、「枯れない為」なんですが、もうちょっと詳しく説明してあげると、お子さんの理科に対する興味が増しますよ!
水やりの役目とは
- 発芽や成長に必要な水をあげること
- 肥料や養分をとかすこと
- 土の中の空気を入れ替え老廃物を外に出すこと
の3つです。
ぜひ、お子さんに教えてみて下さいね。
旅行で水やりが出来ない時は?
留守、旅行中の水やりはペットボトルにじょろキャップをつけて作る連続給水器などを使うと3日ほどは持ちます。
1週間以上になる場合は、ホームセンターなどで自動潅水装置を手に入れる方法もありますが、価格が1万円前後と高価な点がデメリットです。
置き場所
鉢植えを置く場所は、一日中日が当たり湿気が少なく風通しの良い地面の上がよいでしょう。
アスファルトやコンクリートの上では、温度が上がりすぎてしまいます。
寒冷地では屋外での栽培は遅霜によって芽が痛むこともあるので、植木鉢に覆いをかぶせるか日当たりのよい屋内で栽培するなど工夫しましょう。
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手入れのポイント
花芽がつかない!どうして?
あさがおはツルが成長している間はツルに栄養が取られてしまい花芽をつけません。
そこでツルの成長を抑えるためにリン酸・カリ分の多い液体肥料を週に1回のペースで与えます。
これで花芽がつくようになります。
害虫
双葉が開くころになるとアブラムシへの注意が必要になります。
アブラムシはどこからともなく飛んできて、あさがおの茎や新芽に取り付いて汁を吸い、あさがおを弱らせたり葉に奇形をもたらします。
また、いろいろな病気をあさがおにうつします。
アブラムシの駆除には市販されているほとんどの種類の殺虫剤や農薬が使えます。
牛乳スプレー
薬は使いたくないという方は、牛乳スプレーを使うとよいでしょう。
その際牛乳は水で薄めずにそのままスプレーします。
牛乳スプレーは、牛乳の膜でアブラムシを包み膜が乾くときアブラムシが窒息することで駆除の効果がでるので、スプレーするなら晴れた日の午前中にやりましょう。
乾いたら水を撒いて牛乳を流します。
気を付けるポイントは、牛乳がしっかり乾くのを待ってから水で流すことです。
牛乳がない時には片栗粉を代用することもできます。
牛乳も片栗粉も、膜をつくってアブラムシを包みそれを乾かすという原理です。
病気
あさがおがかかるリスクのある病気には、つる枯病があります。
カビによってかかる病気です。
葉に茶色の斑点が発生したらこの病気が考えられます。
カビ対策用の薬剤をまきましょう。
一度かかると土に病原菌が残ってしまいます。
つる枯れ病が発生しやすい時期は6~10月で、梅雨や秋雨など雨が多く多湿の状態が長く続くと多発します。
つる枯病にかかった葉っぱは早めにとり、植物から離れた場所でほかの植物に感染しないように処分します。
雨降りの日とその直後は胞子が飛散するので誘引などの作業は控えましょう。
早めに対処してつる枯病が広がらないようにします。
葉の表面が粉をまぶしたように白くなったらカビが原因のうどん粉病が考えられます。
つる枯病と同じようにカビ対策の薬剤を使います。
種の取り方と管理の仕方
種をとりたいなら、花がしぼんだあとも摘み取らずに残しておきます。
実が薄茶色になり外皮が乾燥してから種をとりましょう。
種取りをした種は1か月ほど乾かして、紙か封筒などに入れて保管します。
その時に花の色などの情報を書いておくといいでしょう。
乾燥するときには冷蔵庫の野菜室でも保管できます。
まとめ
育てやすいとされるあさがおですが、こうしてみると意外と奥深いものですね。
- あさがおの成長の記録をつける
- 絵日記を描く
- リースづくりの素材にする
という楽しみ方のほかに、あさがおの花を使って色水遊びや押し花をしてみては?
色水遊びのやり方は簡単なのでお子さんと一緒に楽しめます。
あさがおの花を少量のお水と一緒にポリ袋に入れて、花から色水がよく出るように袋をもみます。
袋の先端をはさみで切り取ったら、それで絵を描いたり、ガーゼのような柔らかい布や和紙を染めて遊びます。
色水をコップに移して小皿と絵筆を用意すればより本格的に楽しめます。
親子で一緒にあさがおの成長を楽しんでくださいね。
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