残暑の厳しさも薄れ、朝晩がだいぶ涼しくなってきました。
衣替えもし、だんだんと秋を感じ、あっという間に冬がおとずれます。
冬といったら欠かせない暖房器具ですが、中でも「こたつ」は一度入ると抜け出すのが大変なくらい、幸せを感じさせてくれます!
そんな「こたつ」は春夏の間、押入れなどにしまってあると思いますが、どんなタイミングで出していますか?
この記事では、
- こたつを出すのに縁起がいい日
- こたつを出す目安の気温や時期
などをお伝えします!
こたつを出してはいけない日ってあるの?
結論から言うと、こたつを出してはいけない日はありません。
でも、「この日にこたつを出すと縁起がいいとされている」日はあります。
それは「亥の月 亥の日」です!
こたつは江戸時代より使われてきた暖房器具です。
そのころから、こたつを出す日というのが決まっていたようです。
十干十二支という昔の暦で、「亥の月 亥の日」に出していたそうです。
イノシシは昔から炎の神とされていて、火を免れると言われていました。
そのため、家の防火を願い、亥の日に出すのが良いとされていたのです。
「亥の月」というのは旧暦で10月のことです。
新暦になってからは11月の最初の「亥の日」がこたつ開きとなっています。
2018年でいうと最初の「亥の月 亥の日」は11月3日です。
土曜日なので、掃除をするにももってこいで、丁度いいですね!
二番目の「亥の月 亥の日」は11月15日です。
昔は最初の亥の月亥の日に武家がこたつを出し、二番目の亥の月亥の日に庶民が出す、と決まっていたそうですが、現代ではそこは関係ないので、どちらでも良いでしょう。
こたつをだす気温や時期の目安
亥の月亥の日を気にしない場合、気温や時期に目安などあるのでしょうか。
一番重要なのは気温かと思います。
一般的に、気温15度を下回ると寒いと感じます。
季節で言うと、やはり「秋」ですね。
週間天気予報を見て、最低気温が15度以下になるようだったら、前もって出しておく、というのが良いでしょう。
では、最低気温15度というのはいつ頃になるでしょうか。
これはもちろん、地域によって変わってきます。
こたつを出す時期・北海道では?
北海道では、9月上旬だと、まだまだ夏日もありますが、中旬になるとグッと気温が下がり、15度を下回る日が出てきます。
そして、11月になると10度を下回る日も出てきます。
しかし、これは気温の話で、こたつを出す時期とはまた別です。
なぜかと言うと、北海道では寒さが厳しいことが大前提のため、暖房に特化した住宅が多いのです。
三重ガラスや床暖房、セントラルヒーティングなど、こたつがなくても家全体が暖かくなる工夫がされているので、最近はこたつがない家も多いそうですよ!
こたつを出す時期・関東では?
関東では、10月中旬から15度以下の日があるようです。
ここ最近の気候は難しく、10月でも30度を超える日があったりするので、10月にこたつを出すのは早いような気がしますね。
11月に入ってからでも遅くなさそうなので「亥の月 亥の日」を意識してみても良いでしょう。
こたつを出す時期・九州では?
寒さがそれほど厳しくない九州でも、10月下旬ごろには最低気温15度を下回る日が多くなります。
しかし、日中の最高気温はまだまだ暖かい日もあります。
こたつを出すのは11月後半ごろで良いでしょう。
こたつを出す気温や時期「まとめ」
こたつを出してはいけない日はありませんが、縁起を担ぐなら「亥の月 亥の日」が良いでしょう。
しかし、それだと実際の気候は考慮できません。
東北地方だと、11月まで待つのは寒いし、九州・四国地方だと11月初旬だとまだまだ必要ないかもしれません。
その場合は、気候に合った「亥の日」に出すのはどうでしょうか。
2018年だと10月22日、11月27日がありますよ!
こたつを出すのは、まず部屋の掃除をいつもより念入りにしたり、こたつ布団を一度干したり、簡単にちゃちゃっとできることではありませんよね。
きちんと冬支度をして、心地よく冬を過ごしましょう!