お祝いの席でもらったりする花束。
お家に飾って楽しみたいけど、
「輪ゴムがついている状態で生けていいの?」と悩みませんか?
・輪ゴムを付けておくと長持ちしないの?
・輪ゴムが取れてバラけたものを生けるコツは?
・花瓶と花のバランスがうまくできない…
専門的な知識はなくても、大丈夫です。
今回はもらった花を花瓶に生けるコツや、輪ゴムを取るタイミングなどをご紹介します。
もらったお花を長く楽しみましょう!
花束の花瓶への生け方で、輪ゴムは外さないとダメ?
輪ゴムがあると、長持ちしないかどうかが気になるかと思います。
切り花が枯れる原因の一つに「菌の繁殖」があります。
輪ゴムで束ねていると、水替えの時に茎のヌルヌルを綺麗に洗いにくいですよね。
なので、「とにかく長持ちさせたい!」という場合は、1本1本バラバラにして、水替えの時に茎を綺麗に洗った方がいいです。
でも、花束をバラバラにすると、センスよく花瓶に飾るのも難しいですよね。
その場合は、こまめに水替えをして菌が繁殖しにくいようにしましょう。
そうすれば、茎に縛ってある“輪ゴム”は外さなくても大丈夫ですよ。
ただ、次第に枯れた花が出てくるので、そうなってくると輪ゴムは外さなければいけません。
では、花の状態と花瓶への生け方、そして輪ゴムを外すタイミングを順をおってみましょう。
1.もらってきた状態で花瓶に生ける
花束として貰った花は、花のプロ“花屋さん”が一番キレイに見えるようにデザインしている状態です。
輪ゴムを取ってしまうと、バランスがくずれてしまうので、きれいに生ける自信がなければ、まずは輪ゴムをつけてそのままの花瓶に生けましょう。
輪ゴムがきつく結ばれているときは、ちょっと緩めてあげるといいですよ。
花瓶に生ける前には水切りをしましょう!
水切り(水揚げとも言います)の方法は、バケツに水を入れて、その中に茎を入れた状態で茎を斜めにカットします。
上の動画の、35秒ぐらいから、水きりの方法を説明してます。
輪ゴムをした状態で水切りするといいですね。
2.水が汚れてきたら、茎を切る
時間が経つと、花瓶の水が汚れてきます。
水を変える時に茎も1~2センチほど切っていきましょう(水切りで切っていきます)。
まだ輪ゴムはつけていた大丈夫です。
ただ、もらった花束で輪ゴムの位置が下すぎる場合は取ってしまいましょう。
3.茎が短くなってきたら輪ゴムを取るタイミング
水を変えるタイミングで茎も切っていくので、茎が短くなってくると思います。
そうしたら輪ゴムを取るタイミングです。
この時点で枯れている花を取り除いたりして初めの頃よりボリュームを少なくなってきているはずです。
小さめの花瓶に移し替えたりして、お花を再度楽しみましょう。
輪ゴムを外すタイミングがわかったと思います。
茎が短くなるということは、日数も経っていることでしょう。
バラバラにして、玄関やダイニングなどにも飾ってみるのもいいですね。
花瓶と花のバランスはどのぐらいがいいの?
黄金バラスンは「1:1」
これが花瓶と花の最高のバランスです!
1:1とは?
簡単に言えば「花瓶:出ている花の長さ」です。
例えば花瓶の高さが20センチのものを使うとします。
その花瓶に花を生けたとき、花瓶のフチから花のてっぺん(トップ)までの長さが同じというのが理想です。
なので、花瓶が20センチの場合は花は花瓶フチからトップまで20センチの長さが出ていればバランスがいいということです。
茎を切った後に花瓶が長かった…ということがないように、切る前に確認しながら茎を切っていきましょう。
切ったあとにどうにかしたい!
そのような時は生けた花にあるような枝物などプラスしてみましょう。
基本は1:1ですが、生けるものによって多少変わってきます。
長い枝などの場合は「花瓶:出ている枝の長さ」は「1:2」
小さな花瓶やマグカップなどの時は「花瓶:出ている花の長さ」は「1:0.5」
生けたことがない人でもバランスを意識するだけでもスッキリした見た目になりますよ。
花瓶の生け方の3つのコツ
- 一度自分の手で花を束ねてみる
- 輪ゴムでとめて生ける
- 花瓶の中に入る葉っぱは切る
バラけている花を「この感じが好き」という感覚で一度自分の手で花を束ねます。
その状態で茎に輪ゴムをして、花瓶に生けるとイメージした感じに生けることができます。
さらに、花瓶の中に入る葉っぱを切ることで水汚れを防ぐことができ、また透明なガラスの花瓶の場合は見た目もスキッリします。
見た目を素敵にするポイント2つ!
- 主役の花を決める
- 茎の長さをすべて同じにしない
「主役の花=目立たせたい花」ということです。
つい、あれもこれもと花瓶に生けてゴチャついてしまいますよね。
実は主役の花を決めていないのが原因かもしれません。
どの花を一緒に生けるか、どの花を除くかを考えるだけで印象は変わります。
茎を自分で切り揃えるとき、やりがちなので“すべて同じ長さにする”ことです。
花瓶に生けた時、花がすべて同じ高さになると動きがありません。
ブーケや花束を思い出すとアーチ状だと思います。
横から見ると「山」のような形になっていませんか?
茎を短く切ったりして、花瓶に生けた時に立体感がでるようにすると見た目が素敵になると思います。
このコツとポイントを意識してみると、花瓶の生け方のコツをつかめると思います。
花束の花瓶への生け方「まとめ」
輪ゴムがしてある状態で花瓶に生け、まずは花屋さんがキレイにデザインした状態を楽しみましょう。
水交換などのお手入れ時に茎などを切っていき、最終的に短くなったら輪ゴムを取りましょう。
そしてバランスは「1:1」が基本です。
茎を切る前には花瓶を用意してからバランスをみながら切っていきましょう。
専門知識はなくてもコツやポイントを押さえるだけでも、見た目の印象が変わってきます。
ぜひ参考にしてお花のある生活を楽しんでください。