妊娠中のトラブルはつきもの。
妊娠糖尿病とは読んで字のごとく妊婦さんがなる糖尿病です。
血液検査や、尿検査や体重で一度は医師から忠告を受けたことがある方も多いのでは?
私は妊娠中期の血液検査で入院した経験があります。
その経験から、
- 妊娠糖尿病の入院の基準
- 妊娠糖尿病の入院にかかった費用
- 妊娠糖尿病の検査内容
などについてお話します。
妊娠糖尿病の入院の基準は?
私の病院は妊娠糖尿病と診断された妊婦さんは即入院の病院でした。
ただ、これは病院によっても対応が異なります。
周りの話では、妊娠糖尿病と判断された場合、
- 様子見をして、1か月後に再検査をする病院
- 栄養指導のみ
- 分食指導のみ
- 栄養指導+インスリン投与
- 管理入院
などの対応がありました。
妊娠糖尿病の検査は?
妊娠糖尿病は2つの検査で発覚します。
- 血液検査
- 尿検査
血液検査では血糖値異常。
尿検査では糖が出た場合に疑われます。
それぞれの検査で異常が疑われた場合ブドウ糖負荷試験が行われます。
私の病院の場合の負荷検査の内容をお話します。
- 前日21時までに夕食を済ませる。
(以降の飲食は水以外厳禁) - 当日9時に来院。
- 9時 血液検査実施(2本) ※1
- ブドウ糖摂取(甘いサイダーのようなものを瓶で1本)
- 10時 血液検査実施(1本) ※2
- 11時 血液検査実施(1本) ※3
- 12時 結果
という内容でした。
病院によっては結果までに1週間以上かかるところもあるようです。
妊娠糖尿病と判断する数値
空腹時血糖値 ≧92mg/dL ※1
1時間値 ≧180mg/dL ※2
2時間値 ≧153mg/dL ※3
の中で1つ以上異常値があると妊娠糖尿病と診断されます。
私の場合1時間値のみ198mg/dLでひっかかりました。
2010年の診断基準改定により妊娠糖尿病の妊婦さんが2.5倍になったと言われています。
その後の指導は病院や、妊婦さんによって異なります。
[blogcard url=”https://rarupi.com/ninpu-seigen-5point/”]妊娠糖尿病の入院の費用はどれくらい?
私は都内の大学病院に入院しました。
8日の入院費は9万4800円。(限度額適用後)
その内、4000円が血糖値測定の針とセンサーの実費です。
購入した薬局では、針が30本入りで660円。
センサーが30本入りで4400円でした。
インスリン投与があった場合は医療行為のため保険適用。
著者のようにインスリンをせず、血糖値測定をする場合は実費です。
1日4回血糖値を測定します。
そのため、1週間で大体5000円。
1ヶ月で2万円ほど測定のためにかかります。
妊娠糖尿病の入院日数(期間)は?
私は8日間入院しました。
私の病院での入院の目的は
- 血糖値測定の手技の取得
- 栄養コントロール
- インスリン投与(必要に応じて)
というものでした。
入院1日~2日目
- 1日7回の血糖値測定
(起床時、10時、12時、2時、18時、20時、22時) - 1日3回の食事(2000ロカロリー制限)
(8時、12時、18時) - 1日1回の張りのモニター
- 1日2回のドップラーによる心音検査
- 1日1回の問診
私は血糖値測定の結果、食後血糖値が177の時がありました。
(通常は多くても120まで)
そのため、3日目より分食になりました。
入院3日~8日目
- 1日3回の血糖値測定
(起床時、10時、14時、20時) - 1日3回の食事+1日2回の分食
食事
(8時、12時、18時)
分食 ※小さめのパン、ビスケット+牛乳など
(10時、15時)
- 1日1回の張りのモニター
- 1日2回のドップラーによる心音検査
- 1日1回の問診
分食の結果、血糖値が落ち着きました。
そのため、8日目で退院になりました。
万が一分食で血糖値が落ち着かない場合はインスリン投与となります。
インスリンはお腹にペンのような注射器で自己注射で行います。
インスリン投与が始まると、著者の病院の場合以下の2項目が目的として追加されます。
- インスリン投与の手技の獲得
- インスリン使用量の調整
インスリンは低血糖を引き起こす場合があります。
低血糖になると、
- 手足のふるえ
- 意識障害
- 頭痛
等の症状が見られます。
最悪の場合、意識を失ったり命の危険がある場合もあります。
私の病院では適切なインスリン量をみるために、入院が延長されます。
通常3日~1週間追加で入院するようです。
そもそも妊娠糖尿病とは?
妊娠糖尿病はそれまで糖尿病じゃなかった妊婦さんがかかる糖代謝異常です。
妊娠前から糖尿病だった人や妊娠中に糖尿病と言われた人は含まれません。
全ての妊婦の10%程度がかかるといわれています。
妊娠すると胎盤からプロゲステロンなどのホルモンが分泌されます。
それがインスリンを効きにくい状態にする原因です。
そのため、高血糖になることから妊娠糖尿病に陥ります。
[blogcard url=”https://rarupi.com/ninpu-tonyo-menu/”]妊娠糖尿病は「甘いもの好き」でなくてもなる!
私は甘い物があまり好きではありません。
どちらかといえば食べ物の好みはしょっぱいもの好き。
よって、妊娠高血圧症候群を心配していました。
そのため妊娠糖尿病と診断されたのはまさに青天の霹靂でした。
診断されたことにより、カロリーを意識する食生活を意識するようになりました。
そのことは大変ありがたいことだったと思います。
ただ、妊婦にとって今回の出費は大変痛いものでした。
何かとストレスの多い妊娠生活。
気にしすぎる必要はありませんが、トラブルがあると出費がかさみます。
ぜひ無理のない範囲でカロリーをコントロールしましょう。
そして、あなたの元気な赤ちゃんがうまれますように!
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