ピアノ講師「ゆき」です。
ピアノを習ったものの、子供の練習への姿勢が芳しくない…。
- レッスンの前にちょこっとさらうだけ。
- 言えば練習するけどなんだか嫌々…。
子供の自主性に任せて、うるさく言わなくていいならそれに越したことはありませんよね。
でも言わなければ無法地状態になって何も身につかない気も。。それもどうかと思いますよね。
うーん、難しい!
今回は 子供にピアノを習わせる多くの人に立ちはだかる壁「子供が練習しない問題」について、私の体験談も交えつつ考えていきたいと思います!
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練習を進んでやる子の特長
- 素直な子
- 上手になるには練習をしないと、と理解してる
- ちゃんと準備をしておきたい子
- ピアノを弾くことがとにかく楽しい子
賢く素直で意欲的。眩いほどの良い子ですね。
でもご安心下さい!
「我が子とは関係ない、良く出来たお子さんの話」ではありません。
子供は皆、素直さが備わっていますし、練習の必要性についても、実体験から身についていくことが多いです。
では、子供が練習しない原因はどういったところにあるのでしょう?
ピアノの練習しない子の理由
- 習慣になってない。毎日やるもの、という意識にはまだなってない
- 面倒臭い。他の楽しそうなことに目がいってしまう
- 強制されるとやりたくなくなる
- 何のために、誰のためにピアノを弾くのかピンと来てない
(1)(2) →→ 子供らしい特徴です。まだまだこれから♪
(3)(4) →→ 受け身な子や、『親の気持ちの強さ>自分の気持ち』という場合に湧きがちな感情です。
よその子なら「子供ってそんなものよね(^^)」で済みますが、自分の子供だとそうも思えない、、、当然です。
大人も同じなんですけどね。
継続は力なり、とわかっていてもできないことがいっぱいで胸が痛いです(^_^;)
私も練習嫌いでした。
小さい頃は母が厳しくて苦痛でした。
中高生になってからは、不審がった母が見に来るまで、何も考えずに弾ける曲で指を動かしながらテレビを観たり、親が不在なら練習した、とうそぶき、ひどいもんでした。
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ピアノの練習をしない時の対処法
対処法その1
- 「どうして練習したくないの?」
- 「練習しないとどうなると思う?」
- 「そうなってもよいのかな?」
など、子供の言い分を聞きながら親子ですり合わせをしましょう。
親ができることのヒントが隠れている場合もあります。
責め立てるような口調はNGですよ♪
対処法その2
ピアノは続けたいのか、辞めたいのか聞いてみる。
子供に合わなそうで、子供もやめたいのであれば、その時は諦める選択も辞さない気持ちで!
「ピアノは続けたいけど、練習は嫌」という回答もあるあるですよね(;´∀`)
「ピアノは続けたい。辞めたくない。」
→ピアノはうまくなりたいか、とまず聞いて見る。
→うまくなりたいならどうしたらいい?
→練習すればいい。
→一日のうちいつする?
と決めるのが一番理想的ですが、そうもいかないですね。
子供によってスイッチが入る言葉は違うのですが、
- 「近所の人が、通りかかった時少し音が聞こえて、〇〇ちゃん素敵だねっていってたよ」
- 「先生に言われたこ と一つずつだけでも気を付けて一緒にやってみない?お母さんわからないから教えて」
- あとはお母さんや他の兄弟がピアノを開いて触る、、、
など、色々試してみてください。
最終手段は、先生にもう少し厳しく言ってやってくださいと伝えることでしょうか。
どの習い事でもそうですが、親の言うことは聞かないのに、先生の言うことはよく聞く、というのはありますよね。
また、「お母さんが習い事したいからお金そっちにまわすよ。」と、お金がかかってることをちゃんと伝えることも、小学生になったお子さんには大切なことかも知れません。
対処法その3
「練習しなさいよ」という前に一呼吸。
言わずにおけないならせめて「いつ練習する?」と問いかけを変えてみる。
対処法その4
習慣になるまで、「ピアノに向かったこと」「できるようになった箇所」などを、一つ一つさりげなく褒める。
家での様子を先生に相談してみる。
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私は練習は嫌いでしたが、ピアノを弾くこと自体やレッスンに通うことは好きでした。
新しい楽譜をもらうとき、一曲仕上がって気持ちよく弾く時や、発表会などはとても楽しかったです。
ピアノが弾けることが自信につながったこともありましたし、私にとって大切であることに間違いはありませんでした。
親は手を焼いていましたが、反発するのも長い目で見ると自分を知る為に悪いことではなかったと自負してます。
子供にとってピアノに好きな要素があるなら、100%親の期待に添わなくても見守ってあげてほしいと思います♪
まとめ
いかがでしょうか。簡単にはいきませんよね。
年齢を追うごとに、子供には自分をコントロールしようとするものへの反発心が生まれることも。
子供を普段から見つめて、先回りしすぎず、何か言いたくなったらちょと待ってみてください。
練習をしないでレッスンに行ったり、一緒のお教室の子と接した時にどんな気持ちになるか、子供自身が気づいて変わることが一番です。
ピアノのテクニック以外に何かを身に着けてほしいから習わせているのであれば、楽しいだけじゃない+αがあってよいと思います。
ご紹介したどの方法にお子さんがはまるか、それぞれかと思いますが、うまくいかないときこそ飛躍のチャンス♪
乗り越えれば親子共に前進できそうです!
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