ドイツの伝統的な菓子パンが「シュトーレン」です。
クリスマスの4週間前ほどから少しずつ食べていきます。
「菓子パンなのに4週間前から!?」
日本の菓子パンだとカビの心配のほかに、時間が経てば美味しい状態で食べられないと思ってしまいますよね。
実は「シュトーレン」は時間が経つほど、美味しいくなる菓子パンなのです。
作る工程から長期保存が出来るように考えられています。
長期保存が可能なシュトーレンの保存方法を覚えておけば、美味しい状態が保てます。
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シュトーレンがカビてる?砂糖が黄色っぽい…
シュトーレンに、パンに生えるような緑や黒の「カビ」が生えていたら、それはカビなので食べないようにしてくださいね。
砂糖が黄色っぽいのはカビではなく成熟した状態
よく、「これってカビなのかな?」と誤解されるのが、シュトーレンの表面の砂糖が、真っ白から黄色っぽい色に変わった場合です。
これは、カビではなく、シュトーレンが成熟した印です。
安心して食べてくださいね。
シュトーレンの日持ちは何日?保存方法は?
ドイツのクリスマスの伝統的な菓子パンとして「シュトーレン」が作られ、4週間ほどかけて食べられるように工夫されています。
伝統的なシュトーレンの日持ちは「1か月から数か月」できるそうです。
長い間食べられる「シュトーレン」を美味しい状態で保存するには、切り方がポイントです。
1.真ん中から2つに切ります
2.端に向かって食べる分を切っていきます(右端でも左端でもどちらでも大丈夫です)
3.切った断面同士を合わせてラップをします
シュトーレンを日持ちするために、この「真ん中から2つに切る」が一番のポイントです。
食べ終わったあとの切り口が空気にふれないようにしましょう。
この切り方とラップをする保存方法であればカビてしまうこともなく、美味しさキープもできます。
ラップはケチらずに、上からグルグルと包み下からもグルグルと巻きましょう。
「空気にふれない」を意識するといいでしょう。
ラップの上からアルミホイルをさらに巻いたり、密閉できる容器に入れるのもいいですね。
日本人向けシュトーレンは賞味期限が短いことも…
日本人向けに作られたシュトーレンは、ドイツの伝統シュトーレンとは作り方が少し違う場合があります。
日本人がたべやすい味やおしゃれな見た目にすることがあるので、作り方などが変わり賞味期限が短くなってしまうことがあります。
お店で買う時は、書いてある賞味期限・消費期限を守るようにしましょう。
手作りしたシュトーレンの日持ちは?
また自分で作る場合は2週間くらいを目安としておきましょう。
「切り口を空気にふれない」を守れば手作りシュトーレンも日持ちします。
シュトーレンは冷凍?冷蔵?常温、どれで保存する?
常温での保存
ポイントは3つ!
- 湿気が少ないところ
- 涼しいところ
- 暖房が行き届かないところ
シュトーレンは「湿気」が大敵です。
涼しい部屋だからと、直射日光があたる窓の近くもダメです。
日光にあたると暖かくなり、劣化が進みます。
それに、ラップの中で湿気が発生してします場合もあります。
冷蔵での保存
ポイントは2つ!
- 冷蔵庫の中のニオイ
- 長時間保存に注意
食品を保存するには冷蔵庫は安心です。
しかし、冷蔵庫の中にニオイがきつい物がある場合は注意が必要です。
キムチなどと一緒にシュトーレンの保存をすると、「ニオイ移り」があります。
シュトーレン独特のラム酒やドライフルーツの風味がすべてキムチになってしまいます。
さらに、冷蔵庫は一定の温度で冷やすので低温保存になりやすく生地が固くなりやしです。
常温保存が難しい場合は、冷蔵保存がいいですね。
冷凍での保存
ポイントは2つ!
- 1cmほどの厚さに切って1枚ずつラップとアルミホイル
- 保存袋(ジップロックなど)に入れる
長期的に食べられない場合は、シュトーレンを冷蔵保存がオススメです。
その場合は長い間、冷凍することが前提なので丸ごと冷凍はNG!
1cmほどの厚さに切ってからラップ、アルミホイルでしっかり巻きましょう。
空気にふれてしまうと、「冷凍やけ」をしていまい風味が落ちます。
しっかり巻いたあとは保存袋に入れ、空気から完全にシャットアウトしましょう。
シュトーレンを冷凍した場合は、ラップ・アルミホイルを取ってオーブンかレンジで温めるとまた食べられます。
一番いい保管場所は?
【冷暗所・10~15℃】です。
ですが、お家の環境や食べる頻度などで保存場所を決めるのもいいと思います。
最近の住宅は「高気密・高断熱」なので、家全体が暖かい状態になります。
その場合は常温保存より、冷蔵・冷凍をするのもいいですね。
シュトーレンの保存方法・まとめ
伝統的なシュトーレンは1ヶ月から数か月の日持ちがします。
日持ちするからと言ってシュトーレンの保存方法を間違えるとカビが発生して食べられなくなってしまいますので注意しましょう。
保存する場合もお家の環境にもよりますが、常温保存が可能です。
場合によって、冷蔵・冷凍保存をしてもいいかと思います。
保存場所をしっかり確保して、いつでも美味しく食べられるようにすれば長い間楽しめますね。
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