よだれづわりって何?いつまで続くの?原因と解決法。漢方薬は?

二人目の出産祝い

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よだれつわりという言葉を聞いたことはありますか?

  • 妊娠してから口の中が常に不快
  • 唾液が苦い
  • 口の中がネバネバする
  • 唾液過多で気持ちが悪い
  • 口臭が気になる

妊婦さんでこのような症状がある方も多いのではないでしょうか。

出産してからもこのような症状が続いたらと不安に思う人もいるでしょう。

今回はつわりの中でもよだれつわりに焦点をあててお話します。

著者のよだれづわりの経験

著者は初期に吐き気があるいわゆる普通のつわりがありました。

ただ、嘔吐恐怖症のため吐くことはできません。

絶え間なく出てくる甘いような苦いような涎に悩まされました。

妊娠中期に入ると、吐き気のつわりはなくなりました。

その変わり、よだれづわりは継続しました。

それに加わり、今度は食べづわりも併発。

食べている間は口の中に不快感がありません。

しかし、食間は常に口の中に不快感があります。

ではなぜ妊婦にはこのような症状が起きるのでしょうか?

よだれづわりの3つの原因

ビタミンB6が不足する

つわりで食べ物が食べられないと栄養が不足しがち。

ましては匂いや味がだめで食事が偏る方も多いと思います。

中でもビタミンB6が不足するとよだれづわりの原因になります。

セロトニンというホルモンがあります。

これは幸せを感じるホルモンです。

そのセロトニンが不足すると、唾液の分泌に異常をきたすと言われています。

ビタミンB6が多い食材は以下のようなものがあります。

予防のためにも、積極的に摂取するのがおすすめです。

  • にんにく
  • かつお
  • 鶏ひき肉
  • いわし(丸干)
  • さけ(しろ鮭)

水毒

現在、女性の8~9割が水毒だと言われています。

水毒は中国漢方医学の言葉で、体内の水分の代謝障害が起こっている状態です。

以下が水毒の原因だと言われています。

  • 体の冷え
  • 入浴をシャワーで済ませてしまう
  • 間違った過剰な水分摂取
    (1日の水分摂取量が多い、もしくは一度の過剰摂取)

水毒の予防のために、1度の水分摂取はコップ1杯が目安です。

それをこまごまと飲むことがおすすめです。

妊娠中は消化機能が低下します。

そのため水分の代謝が上手にできず、それが唾液として分泌されてしまいます。

ストレスホルモンの異常

妊娠中はホルモンバランスの乱れがあります。

思いがけないトラブルはこれが原因です。

体調の変化や、妊娠時の不安によりストレスを感じることが多いです。

人はストレスを感じると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。

これが唾液の分泌に異常を起こします。

不快なよだれづわりの解消法

唾液を吐きだす

ヨダレが気持ち悪い場合は、それを吐き出しましょう。

洗面台やティッシュ、からのペットボトルでもかまいません。

歯ブラシうがいをするのも気分転換になります。

漢方薬を飲む

以下の漢方がよだれづわりに効果的だと言われています。

  • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
  • 小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりゅうとう)
  • 益智(やくち)

これらの漢方には消化促進・唾液の分泌を抑えるという効果があります。

漢方を飲むことで、症状が改善される妊婦さんもいます。

漢方は必ず病院で受診し、医師に処方してもらってください。

ガムや飴をなめる

ガムをかんだり、飴をなめると唾液が呑み込みやすくなります。

唾液を飲める程度の症状が軽い場合は有効です。

ただ、糖の過剰摂取はほかのトラブルがおきます。

できればシュガーレスのものをなめましょう。

また、酸っぱいものはヨダレの分泌を助長してしまうので注意が必要です。

水分を摂取する

水分をこまめに摂取しましょう。

ヨダレが多いからと言って、水分を控えるのは逆効果。

今度は脱水症状が心配です。

一度の水分摂取は多くてもコップ一杯

少しずつ水分を摂取しましょう。

尿の回数や量が減った場合は要注意です。

脱水を起こしている可能性があるので、医師に相談しましょう。

よだれづわりは出産とともに必ずよくなる

よだれづわりが終わる時期は人によって違います。

著者は初期から中期、後期とずっとよだれづわりが続きました。

妊娠中は口の中がずっと不快。

特に起床時が口の中から苦い涎があふれてきて不快でした。

しかし、途中で妊娠糖尿病になったため食事にも気を使う必要が。

ストレスは相当なものでした。

ただ、それは妊娠中だけ。

出産すれば、口の中の不快感はきれいさっぱりなくなりました。

氷やガリガリ君を食べるのが著者にとっては良い気分転換になりました。

体の冷やし過ぎには要注意ですが、少量であれば大丈夫です。

自分にあった対処法を見つけてください。

少しでもノンストレスなマタニティーライフを送りましょう。